コインランドリーでは、「布団洗い」ができるのも特徴の一つですが、ユーザーの方たちからは、実際どのくらいの需要があるのでしょうか。そこでここでは、アンケートをもとにコインランドリーでの「布団洗い」の、需要や収益性について調査してみました。
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掛け布団や敷布団などの寝具は、肌に近く汗がつきやすいため、清潔に保ちたいものの一つです。
そこで「【布団(掛け布団・敷布団)】が洗える綺麗なコインランドリーがあれば、利用したいでしょうか?」というアンケートを実施した結果、半数を超える62.22%の方が「はい」と回答されました。
また希望の利用頻度は、「半年に1回」が31.7%、次いで「3カ月に1回」が21.88%という結果に。また、「毎日」という回答も2.23%あるなど、短いスパンでの利用希望も一定数見られました。
「【布団(掛け布団・敷布団)】が汚れたとき、どのように洗濯していますか?」というアンケートも実施したところ、洗う以外の方法を取られている方が38.88%いらっしゃいました。
内訳としては「洗えないので干している」21.11%、「買い替える」4.44%、「特に何もしない」13.33%となっています。大きさや羽毛布団であるなどの理由で、洗いたいけれど洗うのはちょっと…と躊躇されている方は少なくないようです。
コインランドリーの「布団洗い」料金は店舗によって異なる面はありますが、一般的には掛け布団は1枚1,500円程度、敷布団は2,000円程度となっているようです。一般的な衣料品の単価が500円程度となっていますので、「布団洗い」は一般衣料品より約4倍の収益性が見込めるという計算になります。
「自分で洗うのは大変」「クリーニングや買い替えはコストが掛かる」といった「布団洗い」のデメリットがなく、かつ「天候に左右されない」「仕上がりが良く速い」「消臭・除菌効果が高い」というメリットもあり、今後、さらに市場規模が拡大することが期待されています。
収益性が高いのはどこ?
勝てる戦略を持つ
コインランドリーFC本部3選
コインランドリーでの「布団洗い」は、自分では難しい羽毛布団も対応できるなど、その需要は高まりつつあります。コインランドリーを経営するにあたっても、単価の高い「布団洗い」は収益性が高く、今後の需要も高くなっていく可能性があるため、魅力あるポイントになっていると言えるでしょう。
初期 投資額 |
1,200万円~ |
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年間見込 利益額 |
約215万円 |
想定 利回り |
約4~18% |
投資回収 目安 |
5年~ |
初期 投資額 |
2,650〜4,500万円 |
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年間見込 利益額 |
約400万円 |
想定 利回り |
約10~14% |
投資回収 目安 |
6年~ |
初期 投資額 |
5,170万円 |
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年間見込 利益額 |
約375万円 |
想定 利回り |
約8% |
投資回収 目安 |
13年~ |
【選定条件】
2024年4月3日時点、「コインランドリー フランチャイズ」「コインランドリー FC」と検索した際に公式HPが表示されたコインランドリーのフランチャイズ本部25社
を全て調査。 そのうち、全国に店舗があり、物件・土地探しサポートから対応している7社の中から、独自の経営戦略を持つ3社を選定。
・フトン巻きのジロー:小額投資・狭小地出店を叶えるコンパクトなコインランドリー事業を行っていることから、独自の戦略で他と差別化ができるフランチャイズであると判断。
・OKULAB:一級建築士を含めた専属チームを作り店舗デザインに注力していることから、独自の戦略で他と差別化ができるフランチャイズであると判断。
・ジーアイビー:商業施設への出店に特化していることから、独自の戦略で他と差別化ができるフランチャイズであると判断。
※フトン巻きのジローについて:4年後の収支モデル。年間コストには光熱費、賃料、ロイヤリティ、償却資産税、ネット販促費用、その他固定費を含みます。売上や利益はあくまで目安であり、その効果を保証するものではありません。
※OKULABについて:3年目の収支を想定したモデルケース。売上を保証するものではありません。年間コストには光熱費、賃料、運営管理費、売却資産税、販促費用、その他固定費を含みます。FC保証金を除きます。